最近の無料校正ツールはチェック機能がよくなっていますが、少し物足りないと感じていませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが有料の校正ツール。
誤字脱字チェックは当然ですが、敬語のチェックのほかに文章のアドバイスを指摘する有料校正ツールもあります。
今回は3つの有料校正ツールに絞って、わかりやすく解説します。
有料校正ツールの比較のポイントは、以下3つです。
- インストールタイプor クラウドタイプ
- 機能の違い
- 料金
校正はもちろん確認は必要ですが、さらに読まれる文章にするために有料の校正ツールを使ってみましょう。
また、無料の校正ツールはどんなものがあるのか知りたい方には、無料の校正ツールの紹介記事があります。
「使いやすい無料文章校正ツール6選 文章を検証してみた」
こちらを参考に読んでみてください。
有料の校正ツール 3選
今回ご紹介する有料の校正ツールは3つあります。
校正ツールのタイプ
この3つの有料の校正ツールは2つのタイプに分かれています。
クラウド型
インターネットを経由してサーバーに接続するタイプ
インストール型
あなたのパソコンに直接ソフトウェアをダウンロードします。
クラウド型
メリット : パソコンにインストールしなくていい。
デメリット: インターネットが使えない場合は校正ツールが使えない。
インストール型
メリット : オフラインでも使える
デメリット: パソコンの容量がない場合、動作が重くなる。
対応機種 比較
有料校正ツールの対応はWindows、Mac、Androidとあります。
(文賢は、パソコンを推奨されているので、Androidにチェックは入っていません)
(注意:文賢は、追加ライセンスには初期費用はかかりません。)
機能の比較
3つの校正ツールの機能比較を調べてみました。
今回は一部を抜粋して機能を比較しています。
ATOKとJust Right!6は、制作会社が同じなので機能に違いは少ない。
文賢を比べるとこちらに記入していませんが、推敲(すいこう)支援を重要視されています。
Webで読みやすい文章になるよう、アドバイスを中心に作られているように感じられます。
利用料金の違い
利用料金の違いは、文賢に初期費用がかかります。
ATOKクラウド文書校正は、ATOK Passport 日本語入力システムを購入するとクラウドサービスにあるツールです。
年間で6600円だとお得な金額です。
Just Right!6 proは、希望小売価格を記入しています。
電気量販店やAmazonで購入でき、料金はこの価格より安く購入できる場合があります。
では、文賢からご紹介します。
文賢
SEOライティングの本「沈黙のWebライティング」で有名な ウエブライダーが制作しています。
Web制作、Webコンサルタント業務をする会社で、自社で作ったサイトもあります。
Web制作会社なのでよく読まれるWeb記事について調査されたことが、文賢の校閲ツールに活かされています。
特徴
- ブラウザ型なので、専用画面に入力するだけ校閲ができる
- 推敲(すいこう)支援がある
(文章の読みやすさにアドバイス) - 文章表現機能
(言葉にバラエティをもたした表現方法をアドバイス) - 辞書をカスタマイズ
(チームで共通の辞書をつくる) - チェックリストをカスタマイズ
- オリジナルの文章表現をタグで登録できる
- Google Chrome拡張機能から文章を送って校閲などができる
デメリットとして、初期費用 10800円(税抜き)+税(1080円)→ 11880円(税込み)がかかること。
ATOKと比べると毎月の料金が高いですね。
しかし、文賢の一番の魅力は、推敲。
他にも違った表現はないか。日本語の使い方は間違っていないか。誰かを中傷する言葉ではないか、などを指摘してくれます。
あなたの文章をわかりやすく、読まれる文章にするための推敲支援・校閲支援ツールです。
また、2021年6月21日にアップデートされ、音声読み上げ、辞書機能の追加、Gmailの誤送信を防ぐ新たなChrome拡張機能などが使えます。
口コミが気になる方は、こちらの記事を参考にしてください。
「文賢を解説!ライター必須の校閲・推敲支援ツール」
文賢を使っている会社の参考リストです。
Webサイトをつかっているライターや企業 2000以上で使われています。
「一度使ってみないとわからない」「トライアルはできかなかな?」そんな悩みがある時は、こちらの記事を参考にしてみては。
文賢を3日間お試しができます
ATOK クラウド文章校正
ATOK(エイトック)は、小学生向け通信教育「スマイルゼミ」やワープロソフト「一太郎」で有名なジャストシステムが制作をしています。
学校教育や医療など整った日本語を追求してきたATOK。
クラウド文章校正を使うには、「ATOK Passport」の購入が必要です。
ATOK Passportって何?
ATOK独自の日本語入力システムをATOK Passportといいます。
Googleの日本語入力システムと同様ですが、
ATOKの日本語入力システムは以下のことができます。
- 先読みして表示する
- タイプミスをしても表示できる
- 住所の間違いを表示
Googleの日本語入力システムより少し先読みして表示できます。
漢字変換は、ひらがなの最初の文字から先読み表示なので、入力が早くなります。
ちなみに金額は、年間6600円 (税込み)
月額プラン 550円(税込み)
ATOKクラウド文書校正は、ATOK Passportのクラウドサービスに付属しています。
文書校正を使う時はブラウザ(ソフト)にコピー & ペーストで使用できます。
特徴
- ビジネス文チェック
- 誤字脱字チェック
- 表記揺れの文章の間違い
- 日本語入力システムの校正支援で実在しない地名を指摘
- 10代までインストール可能
デメリットは、あなたのパソコンにソフト(ATOK Passport)をインストールする必要があること。
パソコンのストレージ 730MB以上となります。
ポイント
日本語入力システムは30日間の無料試用版を利用できます。
残念ながらATOKクラウド文書校正は含まれないので、体験はできません。
Just Right!6 Pro
Just Right!6 Proは、ATOK製品と同じく「スマイルゼミ」を制作している 株式会社 ジャストシステムです。
Just Right! 6 はパソコン用のソフト文章校正ツールです。
Just Right!6を購入し、パソコンへCD-ROMを使ってインストールしてから使えます。
インストールには、ハードディスク/ ストレージ容量 200MB以上必要です。
特徴
- 誤字・誤用、表記ゆれチェック
- 不適切な表現のチェック
- Microsoft Word、Excel、PowerPoint 対応
- テキスト、HTML、PDFファイル対応
- 校正用の辞書登録
デメリットは、バージョンアップする度に購入をする必要があります。
旧バージョン(Just Right!5 Pro、Just Right!4など)の場合、27720円(税込み)で購入するとJust Right!6が使えます。
ポイント
Just Right!6 Proは無料体験版のダウンロードが可能です。
メールアドレスを登録して20日間体験してみましょう。
まとめ
有料校正ツールは利用料金はかかりますが、誤字脱字チェック以外に正しく商標がかかれているかなど細かくチェックしてくれます。
上手に校閲・校正ツールを使うと、時間の節約とチームの共有ができて文章のレベルアップが図れます。
3つの有料校閲・校正ツールはそれぞれ特徴はありますが、読みやすい文章のアドバイスがある文賢がオススメです。
また、校閲・校正ツールは完璧ではありません。
頼りすぎず、あなたの目で確認することも大切です。