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書評 博報堂スピーチライターが教える、思っていることをアウトプットできるようになる

会社で同僚と話していて「どうして言葉がうまく伝えられないんだろう?」、「語彙力がないなぁ」と感じていませんか?

今回『博報堂スピーチライターが教える 『5日間でことばが「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(大和出版)を紹介します。


著者 ひきたよしあきさんは、博報堂でCMを作成されているだけあって、今回の本は広告を作る際にどのように考え、言葉をどう表現されているかが感じとれます。

物語形式で進んでいくので、理解しやすく、本の中に引き込まれあっという間に読み終えてしまうぐらいです。
この本では、「思いを言葉にする力」を25のメソッドによって5日間で学ぶ構成になっています。
5日後には、あなたが言葉を思いつき、以前より相手に伝えられる自分に気づくはずです。

では、著者の紹介から始めます。


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子供向けコラムからCM、スピーチライターまで手がけるクリエイター

ひきたよしあきさんは、今回の著書のタイトルにあるように、博報堂でCM・コピーを制作されたり、社長・政治家さんへスピーチを書いたりされています。博報堂の入社以前は、NHKの「クイズ面白ゼミナール」で、クイズ作家のアルバイトをされていたそうです。

さらに、「朝日小学生新聞」で寄稿されたこともあり、小学生がわかるような言葉で表現しなければ、誰もわからない、行動しないといわれています。
学校の先生方の話し方を聞いていると子供達が理解し、行動している様子から、言葉の伝えたかが違うなと感じます。

では、本の内容に入っていきましょう。

社会人になり、今までの話し方ではうまくいかない人へ向けた本

著書『博報堂スピーチライターが教える 5日間でことばが「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』は、
登場人物
主人公     山崎大 (広報部で働き3年目)
相談相手    和田先生(広告会社に勤めている)
上司      出井部長(広報部 部長)
宣伝部のエース 班田ちひろ

で構成されています。

農学部出身の山崎大が、研究職ではなく広報部に配属。
そして、宣伝部のポスター案の評価を聞かれます。ですが、考えがまとまらず、伝えられないという状況に自分のコンプレックスを感じてしまいます。

それから3年後、大学の同窓会で農学部の「広告の講義」で出会った和田先生と再会。
今まで耐えていた悩みや愚痴を和田先生に涙ながらに話すのでした。
「みんな同じような悩みをもっているんだ」と語る和田先生が、山崎大にメールでアドバイスをすると提案。


5日間頑張れば、子供は逆上がりができる。自転車にだって乗れる。必死にやれば、泳げない子が25メートルプールを泳ぎきることだってできる。そういわれ、たった5日間実行するという約束で物語が始まっていきます。

誰もがうまく伝えられない、伝わらない悩みを持っているでしょう。
レストランに行ったあとに、友達に「おいしかったよ」とついつい言ってしまいます。でも、どうおいしかったのかは伝わってない。


この本の中で以下のようにいわれています。

「おいしい」「きれい」「かわいい」などの形容詞でいったつもりになっている脳みそとは、今日でサヨナラするんだ。

『博報堂スピーチライターが教える 5日間でことばが「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』より

例えば、グルメリポーターの食レポのように五感を使って表現すると、伝わりやすくなります。
グルメのテレビを見ていて、「わぁ、そんな味なんだ」と想像できるでしょう。


この本を読んでから私は次のようにかわりました。
相手に伝えるとき、ブログなどを書いているときに何が、どのように、どうしておいしいのか。なんだか以前より文章がイキイキしているような気がします。

私たちの頭の中には実はたくさんのボキャブラリがあるのです。しかし、いざ伝えようとすると言葉がうまく出てこない。実はただパット言葉を引き出せないだけで、少しトレーニングするだけで、次々と言葉がでてきます。



さらに、「考える視点を広げる」という質問に対して、

「人の頭で考える」目的は、自分以外の視点を持つことで、ものを多角的に見られるようにすることなんだ。

『博報堂スピーチライターが教える 5日間でことばが「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』より

とあります。
まさしくターゲットの視点から、どんなメリットがあるか、どんなことを考えているかを想像することが大切。
自分だったろこうだろう、と考えてしまっては、他の人が商品などをどう感じているかなんて提案もできませんね。

人それぞれ立場や環境、知識も違います。育った環境によって感じとり方も変わってきます。
プレゼンテーションなどで、どう伝えればいいかを考える時に、独りよがりにならない方法です。

この他にも、「なぜ、こんなふうにしたかを説明する」や「とっちらかった話をうまくまとめられるようにするなど」トレーニングはまだまだ続きます。

この本を読んでいると、まるで自分が登場人物 山崎大になってしまいます。
実践的でボキャブラリをもっと増やしたいと考えていた私にはピッタリ的中。言葉をどんどん引き出すトレーニングが必要だったとは思いませんでした。
今まで怠けていた脳みそが以前より、5歳若返った気がします。

まとめ

『博報堂スピーチライターが教える 5日間でことばが「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』は、著者 ひきたよしあきさんの経験の多さがわかります。
短くまとめて、なるほどと理解できる言葉を考えられている方法がみえます。

人に伝えることは、簡単なようで難しい。その悩みをトレーニングをすると文章や伝え方がかわってきます。
形容詞を使うことをやめて、どう伝えたいか、あなたの五感を意識して言葉を使ってみましょう。

これからあなたはどんなふうに言葉を伝え、まとめますか?
言葉のトレーニングで、部下や同僚に以前より伝わりやすくなって、イキイキした言葉が使えるようになっているでしょう。

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